オレンジスクール

言葉、コミュニケーションスキル、創造力、多角的な側面からのアプローチで、お子さまが楽しみながら「できた!」を実感できるよう支援します。

2019-12-13

書字について【動かす力】

前回に引き続き、書字に必要な力の第4弾です。

今回は【動かす力】についてお話させていただきます。

 

動かす力とは

 

書字の練習において

①目で見て覚える

②空中で手を動かして覚える

③紙の上で手を動かして覚える

以上の方法の中から一番効果があるとされているのは③です。

視覚のみでなく、体性感覚(触る感覚と運動の感覚)を用いることで文字学習がしやすくなります。

 

 

 

動かす力が育っていないと

〇なぞり書きでガイドラインからはみ出す

→手先の不器用さや目と手の協応動作が難しいと考えられます。

指先の巧緻性を高めるトレーニングや目と手の協応動作へ働きかけるトレーニングのほか、“失敗した”と感じ、書くことへの意欲が低下しないよう、ガイドラインが太めのプリントを用意することも大切です。

 

〇手指の力の調整が難しく、筆圧が弱い

→手指の筋緊張が低く、指先の握りが弱いことが考えられます。

ぐらつきがある場合には、その子に合った形や太さのクレヨンや鉛筆を持たせ、場合によっては鉛筆ホルダーを用意します。

また、手先の力調整や巧緻性を高めるため“つかむ・引っ張る・動かす・離す”等の練習もします。

 

 

 

動かす力に着目した支援

 

〇鉛筆の持ち方

親指・人差し・指中指の3方向から支え持つのが正しい持ち方です。

三角鉛筆は3本の指がぴったりとフィットするため、持ち方を安定させるとともに、体性感覚情報を感じやすくするために適しています。

 

〇鉛筆を持つ力(力加減)

鉛筆を強く握りすぎてしまったり、逆に握りが弱いことは、書字をするうえでマイナスに作用します。

握りが強いと、筋肉に力が入りすぎて過剰に収縮しているため、指先や肘、肩をどちらの方向に動かしているのか感じ取りにくいです。強く握りすぎている子の中には、鉛筆ではなく指で書いた方が覚えやすい場合もあります。広げた砂やクリームに指で文字を書く方法は、鉛筆を握らないため余分な力が抜け、動かす方向が感じ取りやすくなります。また、ホワイトボードは鉛筆に比べ抵抗が少ないため、力を入れすぎずに書くことができます。

反対に握りが弱いと、筋肉の収縮がしにくく、運動感覚を感じ取りにくいです。そのため、紙からの抵抗感をより感じとりやすいようクレヨンを使ったり、紙の下にダンボールやヤスリを敷いて、書く動作に、より強い抵抗をかける配慮をします。

不器用で運動コントロールが難しく、書いている線を止めたり、方向を切り替えたりすることが難しい子にも有効とされています。

 

〇繰り返し学習

文字学習は運動学習の要素を含んでいるため、同じ運動を繰り返すことが重要です。

文字のキレイさや癖は個人差がありますが、同じ文字を繰り返し練習しても、書くにつれてだんだん形が崩れていく子や、別の人が書いたように見える子がいます。同じ文字を10回書かせても10個の文字の形やバランスが異なっていれば、繰り返し書いたに関わらず、運動学習になっていないことを意味します。

量ではなく文字の形やバランス等が安定した文字を書くこと、“質”がなにより大切になってきます。

 

 

 

動かす力を育てる遊び

〇振る(握る・持つの持続)‥マラカスや鈴など音のなるオモチャ

〇押す(自分を中心とする外向きの方向への意識)‥おままごとの野菜切り・レジスター玩具や電気などのスイッチ・ホッチキスや型穴あけパッチンを使った工作・洗濯ばさみ・スナップボタン・トンカチ大工さん・ボール転がし・粘土

〇引く(自分の方に直線的に引き寄せる)‥紐通し・綱引き

〇めくる(手首を返す)‥布や絵本、トランプなどのカードゲーム・お手玉

〇置く‥マグネット・シール貼り・積み木

〇回す(把持したまま、円の始点から終点まで繰り返し動かす)‥ペットボトルのふた・ハンドル・大工さんねじ回し

〇合わせる(2つの凹凸がピタッと合わさる)‥型はめ・パズル・ブロック・プラレールの線路・折り紙

〇通す(つまんで)‥紐通し・ボタン

〇なぞる(対象物に自分の動きを合わせる)‥溝をなぞる・線をなぞる・はさみで切る・折り紙の点線で折る・スプーンですくう・ぬりえ

 

 

 

書字には、まず指先を自由に動かす力を身につけなければなりません。小さい時から、様々な遊びを通して、感覚・視覚認知・空間認知・方向性理解・手の操作性を学んでいきます。動作の先に、「おもしろい!楽しい!」の発見ができるよう、一人ひとりの運動機能の発達段階を見て、その子に合った支援を行っていきます。

 

 

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