「療育×学習」「療育×発達」により、一人ひとりに寄り添った支援・教育を行います。

オレンジスクール

今日のピコ東戸塚教室(児童発達支援)

書字について【見る力】

前回に引き続き、書字に必要な力第2弾です。

今回は【見る力】についてお話させていただきます。

 

 

見る力とは

眼球運動…目の運動そのもののことです。飛躍性眼球運動と追従的眼球運動と両目のチームワークに分けられます。飛躍的眼球運動とは、たくさんの物の中から見たいものを瞬間的に見つけ出すための目の動きをいいます。追従的眼球運動とは、見たいものに視線を向け固定し留めたり、見たいものが動く際には、動いているものと同じ速さで眼球を動かし目で追ったりすることを言います。両目のチームワークとは、寄り目や離し目をすることによって焦点を合わせる(しぼる)ことです。

 

視覚認知…目から入ってきた情報を脳で把握し、処理する能力のことをいいます。様々な点や線、形や色の把握、また、どのように動くのか、どのくらいの距離にあるのか、他のものとどのような位置関係にあるのか等の空間的な位置関係を把握し、それを統合してそれが“何”であるのか判断することをいいます。

 

目と手の協応…目で捉えた情報と手や体の動きを連動させる能力のことをいいます。

 

 

見る力が育っていないと

飛躍的眼球運動が上手く作用していないと…クラスで一斉に音読をする際、どこを読んでいるのかすぐに探し出すことができない。板書をしている際に黒板に再度視線を戻すと、それまで書き写していたところにすぐに視線を合わせられない。

 

追従的眼球運動が上手く作用していないと…球技などの運動をするときに、上手くボールをキャッチしたり蹴ったりすることができない。書字では、見本の字を書き順に沿って目で追うことできなかったり、鉛筆の芯の動きに視線を合わせ続けることができない。視線の固定が難しいと、字の形やバランスを捉えることができず上手く読み取れない。

 

視覚認知が上手く行っていないと…目で見たものを脳で上手く認識できないため、板書の際、過剰(線が多い)・欠落(どこかぬけている)・変形・バランス・ゆがみ・鏡文字になりやすいです。1画ずつに分解することが難しく分解したものを再構成することもまた難しいことが考えられます。

 

目の手の協応がうまくできないと…なぞり書きでガイドラインを大きくずれてしまいます。自分が思い描いている形と照らし合わせながら、違いがあれば微調整をすることがうまくできずに、書きたいと思うものとは違う形になってしまいます。

 

 

見る力を養うための遊び

飛躍的眼球運動

・数字がバラバラに書かれた紙を見て、1から順に数字を見つけていきます。この時、頭は動かさずに目だけを動かして見つけていきます。

・数字がまだ難しい子には提示されたキャラクターを探して同じキャラクターにタッチゲーム

 

追従性眼球運動

・揺れたり動くおもちゃにタッチ

・3つのカップの中の1つにサイコロを忍ばせてシャッフルするゲーム

 

両目のチームワーク

・ブロックストリングなどのトレーニングを使い、一つのものをじっと見つめて、両方の目で意識的にものを見る

 

視覚認知

・ブロックの見本の形を再現する

・点描写

・簡単な絵を見て覚えて塗り絵に同じように塗っていく

・ジオボードのような5行5列、合計25本のピンに輪ゴムをかけて図形等を完成させる

 

目と体の協応

・大人のポーズを見てまねする

・トランポリンを飛びながら的あて

・キャッチボール

 

 

 

例に挙げた遊びはほんの一部ですが、成長のタイミングに合った遊びを経験をさせることで脳を刺激し、「見る力」をより豊かに育てていくことになります。楽しく視機能を向上させていくお手伝いができればと思っております。

 

 

 

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